以下に,『大腸癌治療ガイドライン 医師用 2010年版』における,2009年版からの主な改訂点を示す。
※詳細は,本文の該当箇所を参照のこと。
※以下に示した点以外に,文献の変更やUpdateが行われている。
ページ | 改訂箇所 | 改訂内容の要旨 |
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P24 | 本文8行目 | 「大腸癌に対する適応が認められている抗がん剤」に注射薬:panitumumabを追加した。 |
ページ | 改訂箇所 | 改訂内容の要旨 |
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P24 | 推奨される療法 | 「FOLFOX4療法またはmFOLFOX6療法」を追加した。 |
P25 | コメント③ | RPMI法について,「注」に詳細を追加した。 |
P25 | コメント⑥ | L-OHPの補助化学療法としての保険承認について,記載内容を変更した。 |
P25 | コメント⑦ | 術後補助化学療法における分子標的治療薬の有用性について,記載内容を変更した。 |
ページ | 改訂箇所 | 改訂内容の要旨 |
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P26 | アルゴリズム | アルゴリズムを変更した。 |
P26 | 一次治療 | 「使用可能な一次治療としてのレジメン」に ・CapeOX±bevacizumab ・FOLFOX療法±cetuximab/panitumumab ・FOLFIRI療法±cetuximab/panitumumab を追加した。 |
P26 P27 | 一次治療 二次治療以降 | 「・cetuximab, panitumumabはKRAS野生型で有効性が示されている。」の一文を追加した。 |
P27 | 二次治療以降 | 「(a)L-OHPを含むレジメンに抵抗性となった場合」に考慮するレジメンに,FOLFIRI療法(またはCPT-11単独)±panitumumabを追加した。 |
P27 | 二次治療以降 | 「(b)CPT-11を含むレジメンに抵抗性となった場合」に考慮するレジメンに,CapeOX療法±bevacizumabを追加した。 |
P27 | 二次治療以降 | 「(c)5-FU,L-OHP,CPT-11を含むレジメンに抵抗性となった場合」に考慮するレジメンに,panitumumab単独療法を追加した。 |
P29 | コメント⑦⑧ | 新たなコメントを追加した。 |
P29 | コメント⑨ | 新たな知見に伴い,コメントの内容を一部変更した。 |
P29 | コメント⑩ | KRAS遺伝子変異の検査の保険承認について,新たなコメントを追加した。 |
ページ | 改訂箇所 | 改訂内容の要旨 |
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P52 | CQ-14 | L-OHPの補助化学療法における保険承認,適応の判断について,記載内容を変更した。 |
P52 | CQ-15 | 二次治療における分子標的治療薬の使用について,新たな知見に伴い,記載内容を変更した。 |
P53 | CQ-16 | panitumumabおよびKRAS遺伝子検査の保険承認に伴い,対象を「cetuximab」から「抗EGFR抗体薬」に変更し,記載内容を変更した。 |
P53 | サイドメモ | 「抗EGFR抗体薬とEGFR免疫染色」について新たなサイドメモを追加した。 |
以上