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大腸癌治療ガイドライン 医師用 2022年版
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大腸癌治療ガイドライン2022年版の外部評価 | 2022年版での主な改訂点

大腸癌治療ガイドライン2022年版(改訂部分)の外部評価

大腸癌治療ガイドライン評価委員会

大腸癌治療ガイドライン2022 年版は部分改訂であるため,大腸癌治療ガイドライン2022年版(改訂部分)に対する外部評価の結果を掲載する。

〔改訂に対する評価の方針〕

 以下の2点を踏まえて今回改訂に対する評価は,AGREEⅡによるガイドライン作成方法についての評価は行わず,改訂部分についてのみ評価することとした。それを踏まえて,AGREEⅡによる評価は,次回の全体改訂の際に行う方針とした。

  • 1.今回の改訂は,総論のごく一部,各論では,2︱StageIV大腸癌の治療指針,5︱薬物療法, CQの中の 6,9,15,17︱23,巻末の資料の3︱6 の表のみの改訂であること
  • 2.CQについてのエビデンスの構築や推奨についてのvotingのやり方,システマティックレビューの方法など,改訂されない部分との整合性をとるために,前版と全く同じ方法で作成(改訂)されていること

〔専門家の視点からの評価〕

1 全体的な評価
  • 1)改訂部分に関しては,特に薬物治療のところで,最新のエビデンスが高い論文の結果が取り入れられており,ガイドラインとしての適切な改訂がなされていると考える。
  • 2)CQにおける推奨の強さとエビデンスについて
    CQにおける推奨とその強さは作成委員の投票や合意によって決定されるが,得られているエビデンスの評価と異なる推奨がなされた場合には可能な限り根拠を記載することが望まれる。
  • 3)「有意だった」「有意でなかった」「効果が見られた」「効果が見られなかった」などではなく,できるだけ具体的に,奏効率XX%(95%CI:YY︱ZZ),ハザード比XX(95%CI:YY︱ZZ)などと記載するべきである。
  • 4)引用の位置,方法について改善が必要なところがある。

2 改訂部分について
  • 1)大腸癌に対する補助化学療法前のRAS/BRAF検査,MSI検査は2020年より保険適用となっている。しかしながら,RAS/BRAF変異例に対する術後補助療法の適応や効果については不明な点が多いため,ガイドライン中の記載方法について作成委員会と評価委員会間で討議された。
  • 2)その他,28件(本文9件,CQ18件,資料1件)について作成委員会へコメントした。評価書におけるすべての指摘が作成委員会にて再検討され,適宜修正されて,2022年版が作成された。

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